閲覧ありがとうございます。「とも」です。販売が延期されていたファーウェイ製のスマートフォン（P30 lite Premium）をauが販売を再開すると発表がありました。ファーウェイ製の製品はアメリカがファーウェイに対して、輸出制限をかけた関係で、販売延期や販売中止となっていました。今回、安全が確認できたので再開するということで、他の2社の対応はどうなるのか気になったので調べてみました。
そもそもファーウェイ(Huawei)製のスマートフォンはなぜ規制されているのか？
ファーウェイ VS アメリカ 副会長の逮捕
中国通信機器メーカーの大手であるファーウェイの副会長（兼最高財務責任者）の孟晩舟さん（46）がアメリカ当局の要請によってカナダで逮捕されました。
逮捕の理由は、アメリカの金融機関で虚偽の報告を行って、アメリカの制裁下であるイランと取引をしたこととなります。
アメリカの金融機関で直接イランと取引すると違反になってしまうのですが、アメリカ以外の第3国の金融機関を使って決済する分には違反になりません。
しかし、アメリカの金融機関を通って、ドル決済となるため、アメリカ国内でイランと取引していないことの証明をし、資金決済が認められるためには、2，3日かかります。
そこで、イランとは関与していないと嘘をつく形を取りました。
で、この行為が詐欺行為とされ、逮捕に至りました。
ファーウェイ製品にはスパイデバイス疑惑がある
ファーウェイの製品には、バックドアが仕掛けられていて、企業や政府などの機密情報が中国政府へ漏洩する可能性があり、疑惑になっています。
過去にも同様の疑いがかけられていますが、具体的な証拠は見つかっていません。
米中貿易摩擦
米中間で貿易交渉が行われていて、ファーウェイへの制裁措置を利用して、有利に進めようとするアメリカの思惑が感じ取れます。
5G技術のトップ企業として、ファーウェイがいたので、そのファーウェイをけん制する意味でも制裁をかけたのではないかと言われています。
このような状況では、日本企業はファーウェイとの取引を中止しなければいけなくなります。もしそうしなければ、日本企業自体も制裁対象にされてしまう可能性があるからです。
日本企業はファーウェイと年間7000億円以上の取引があるようなので、取引制限がかなりつらいことになります。
auがファーウェイ製のスマートフォンを販売開始した理由は？
2019年5月以降、色々な企業と共にファーウェイ(Huawei)製のスマートフォンの安全性を確認していたそうです。
メーカーからセキュリティパッチ（アップデート）が提供されることや、GoogleのアプリがPlayストアをから提供され、インストール、更新ができることなどが確認できたため、auは安全性を担保できると判断しました。
安全性が担保できたので、8月8日から販売を開始することに決めたようです。
ただし、auが販売する機種は「P30 lite Premium」のみとなります。
docomoやソフトバンクはファーウェイ製のスマートフォンの販売を再開するのか？しないのか？
auは販売開始を決めましたが、docomoやソフトバンクはどうするのでしょうか。
docomoは現時点では販売の再開をする予定はない
docomoの公式サイトを確認しましたが、今のところ、ファーウェイ製のスマートフォンの販売を再開するような説明はありません。
auが発表すると、すぐに発表しそうなものなのですが、現時点ではありません。
公式サイトでは、未だ「2019年夏発売予定」のままで、予約受付も中止している状態です。
ソフトバンクも販売を再開する予定はない
ソフトバンクのホームページでも確認してみましたが、今のところファーウェイ製のスマートフォンの販売を再開する予定はなさそうです。
そもそも製品ページがない状態でした。
auが発表したので、明日(8月6日)以降、何か動きがあるかもしれませんね。
ワイモバイルも販売を再開する予定は無し
ついでに、ワイモバイルも調べてみました。
ワイモバイルのホームページで確認したところ、やはり、ファーウェイ製のスマートフォンの販売を再開するようなことは書かれていませんでした。
ソフトバンクとは違って、製品ページはありましたが、購入ボタンがなく、販売延期の説明しかありませんでした。
最後に
今回は、auがファーウェイ製のスマートフォンの販売を再開するとのことで、他の2社docomoやソフトバンクがどのようにするのかを調べてみました。
どちらもまだファーウェイ製を販売するようなアナウンスはありませんでした。
しかし、過去の感じから行くと、明日(8月6日)にでもどうするのか発表しそうですね。
ファーウェイ製は日本でも人気の機種なので、auが販売するのであれば、docomoやソフトバンクも販売の再開をするのでは？と勝手に思っています。
今後、2社の動きを注目していきます。
それでは、最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。「とも」でした。
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