閲覧ありがとうございます。「とも」です。今回は、日本人で初めてドラフトによってNBAプレイヤーになろうとしている「八村塁」選手について紹介したいと思います。
八村塁ってどんな選手?
現在、アメリカ合衆国のゴンザガ大学に在学中のバスケットボールプレイヤーです。1998年2月8日生まれの21歳で、身長は206cm、体重は106kgのパワーフォワードです。出身は富山県で、ベナン人と日本人のハーフとなります。
小さい頃は、陸上と野球をやっており、中学時代に野球部からバスケットボール部に転部したそうです。昔はイチロー選手にあこがれて野球をしていたみたいです。
中学校は、富山市立奥田中学校に通い、全国中学校バスケットボール大会で準優勝し、大会ベスト5にも選ばれています。
高校は、バスケットボールの名門、宮城県の私立明成高等学校に入学し、1年生ながら出場した、全国高等学校バスケットボール選抜大会(ウインターカップ)では、決勝で32得点と活躍し、優勝し、大会ベスト5に選ばれております。ウインターカップは2、3年時にも優勝しており、3連覇を達成しています。また、冬だけではなく、夏のインターハイでも高校3年のときに、優勝しております。
大学はゴンザガ大学に進学し、1年目から試合に出場し、NCAAトーナメントに日本人として初めて出場しております。2年目は、スターターを2回経験し、合計37試合に出場し活躍しました。現在、3年目で、アーリーエントリーでNBAドラフトにエントリーし、見事一巡目(全体9位)でワシントン・ウィザーズより指名を受けました。
※NCAAトーナメントとは、アメリカのディビジョンⅠ(1部リーグ)に所属する大学によるトーナメント。
日本代表における八村塁選手
日本代表には、2013年の9月、バスケットボールアジアU-16選手権から選ばれております。世代別の日本代表ですが、このとき、八村選手が中心となり、アジア3位の実績を残し、世界選手権への出場に導きました。準々決勝の韓国戦では、得点こそチーム内2位の19得点ですが(それでもすごいですが!)、25リバウンドを記録しており、フルタイム出場で活躍しております。破れてしまった準決勝の中国戦でも、チーム一の25得点、8リバウンド、3位決定戦のチャイニーズタイペイ戦でも、21得点、6リバウンドと活躍しております。
翌年、8月に行われたU-17世界選手権では、全敗してしまいましたが、そんな中、八村塁選手は他国のすごい選手を抑えて、この大会で大会得点王(158得点)を獲得しております。
日本代表(フル代表)は2018年6月に、韓国との強化試合でデビューしております。
八村塁選手の日本代表での活躍といえば、今年の2月にあった、FIBAワールドカップアジア地区1次予選での4連敗後の合流、そこからの怒涛の快進撃があります。4連敗した日本代表は、もう後がなく、あと1敗どころか、1分すらできない状況の中、全勝中の強豪オーストリア相手に、1点差の勝利を収めました。次戦チャイニーズタイペイにも大差で勝利し、1次予選をギリギリ3位で突破しました。続く2次予選も負けられない状況の中、格上のイラン、カザフスタン、カタールを相手に八村塁選手の活躍で勝利をおさめ、見事FIBAワールドカップ出場を決めました。八村塁選手の合流がなければ、間違いなく1次予選で敗退していたことでしょう。
八村塁選手のすごさ
八村塁選手は身長も2m越え、動きも機敏でオールラウンダーとして動くことが出来ます。高校ではセンタープレイヤーとして、大学では、スモールフォワード、パワーフォワードとして、中でも外でも得点することができ、監督目線ではとても頼りになる存在と言えると思います。自分はどのポジションと決めるのではなく、監督からこのポジションをやれと言われれれば、対応できるようになりたいと、日々練習しているところもオールラウンダーとして必要な考え方を持っています。また、メンタル面でもNBAを目指すにあたり、人間力を鍛えるという目標をもって大学生活を送っており、人としても、スポーツ選手としても尊敬される人になるでしょう。
東京オリンピックでの期待
これからNBAサマーリーグを経験し、さらにNBAも経験できれば、東京オリンピックのバスケットボール日本代表にとってとてもプラスになること間違いなしです。東京オリンピックのバスケットボール日本代表は、八村塁選手以外にも渡辺裕太選手や富樫勇樹選手などとても期待している選手がいるので、そろった時の日本代表の爆発力は今からとても楽しみです。
管理人はオリンピックのチケットは落選してしまいましたが、まだチャンスはありますので、ぜひチケットを入手して、田舎から応援しに行きたいと思います。
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