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ChatGPTに「AとBを比較して」と頼むと、きれいな表が返ってくることがあります。でも、見たい条件が抜けていたり、同じ行で違う意味の数字を比べていたりすると、そのままでは選べません。
月額料金と年払いの総額が並んでいる、片方だけ古い情報が入っている、分からない項目が空欄のままになっている。表になっていると整って見える分、こうした違いを見落としやすくなります。
今回は、比較する項目を先に決め、そろっていない条件を表の中に残す頼み方を紹介します。依頼文や商品A・Bの例は説明用に作ったもので、実際の商品比較やChatGPTの実測結果ではありません。

比較表は、何を決めたいかから作る
「おすすめはどれ?」から始める前に、自分が決めたいことを一文にします。持ち歩く道具なら重さと大きさ、家で使うものなら置き場所、継続して使うサービスなら支払い方など、目的によって見る列が変わります。
例えば「二つのサービスを比べたい」だけでは、価格、機能、対応環境、解約方法のどれを重視するかが伝わりません。「月額で試して、合わなければ翌月にやめたい」と付ければ、年払いの安さだけで決めない表が必要だと分かります。
OpenAIの公式プロンプトガイドでも、目的、対象読者、出力形式、制約などを明確に伝える考え方が紹介されています。ここからは、それを比較表の依頼に使う例です。専用の比較機能を使うのではなく、チャットに条件を入力します。
最初の依頼は「候補・比較項目・条件」の三つ
商品Aと商品Bを、私が選ぶための比較表にしてください。 目的:家で使い、週末だけ持ち運びたい。 比較項目:価格、重さ、サイズ、電源、持ち運びの注意、保証。 価格は税込・送料別でそろえてください。 サイズは幅・奥行・高さの順、単位はcmでそろえてください。 重さは本体だけか、付属品を含むかを別に書いてください。 情報がない項目は推測で埋めず「資料に記載なし」としてください。 まず表だけを作り、おすすめの結論はまだ出さないでください。 以下の資料に書かれた内容を使ってください。 【商品Aの資料】 ここに資料を入れる 【商品Bの資料】 ここに資料を入れる
最初から大量の条件を入れる必要はありません。大事なのは、何をそろえたいかを具体的に書くことです。値段だけなら税込・税抜、サイズなら単位と並び順、電池なら付属するかどうかなど、間違えると困る条件を優先します。
出力は表だけにしておくと、内容を読んでから比較項目を足せます。表が不完全な段階で「Aがおすすめです」と結論まで進むより、自分が必要な列をそろえてから選びましょう。
単位が違う数字は、同じ列に置くだけでは比較にならない

数字の行は特に注意します。「1.2kg」と「900g」なら単位をそろえられますが、片方が本体だけ、もう片方がケーブルやケース込みなら、そのまま軽さの順位にはできません。
料金も同じです。「月額1,000円」と「年額10,000円」は、金額の大小だけでなく支払い期間が違います。以下は架空の料金の例です。
| プラン | 表示されている料金 | 1年使う場合の計算 | 別に見る条件 |
|---|---|---|---|
| A | 月額1,000円 | 12か月で12,000円 | 毎月払う条件、解約時期 |
| B | 年額10,000円 | 年払い10,000円 | 前払い、途中解約や返金の条件 |
一年使う前提ならBの金額が低くても、一か月だけ試したい人には同じ判断になりません。料金の計算と、自分が使う期間は分けて考えます。契約条件に書かれていない返金を、計算の都合であるものとして扱わないようにします。
数値の単位と対象範囲をそろえ直してください。 換算した値には「計算値」と付け、元の数字も残してください。 条件が違って単純比較できない行は、その違いを注記してください。 料金の安さだけでおすすめを決めないでください。
「記載なし」と「できない」を分ける
資料に防水の記載がないからといって、防水ではないと断定はできません。一方、記載がないのに「防水対応」と補うのも困ります。比較表では、機能がないことと、資料に情報がないことを別にします。
例として、保証期間がAには書いてあり、Bの資料には書いていないなら、Bは「資料に記載なし」とします。「保証なし」に置き換えず、購入前に調べる項目として残します。
表の空欄を、次の三つに分けてください。 ・対応なし:資料に非対応と明記されている ・資料に記載なし:判断に必要な情報が資料にない ・比較条件が異なる:同じ基準では比べられない この区別ができないところは、理由を書いてください。
「資料に記載なし」という行があっても、表の失敗ではありません。自分が調べるべき項目を見つけられたなら役に立ちます。全部のセルが埋まっていることより、どこまで分かっているかが見えることを優先します。
最新情報が必要な列は、資料の日付も残す
価格、販売状況、キャンペーン、契約条件は変わることがあります。以前保存した商品説明を使うなら、その資料の時点と、いま購入する条件を分けておきます。
ネットで調べてもらう場合も、出典URLと、そのページのどこに根拠があるかを添えてもらいます。返ってきたリンクを実際に開き、対象のモデルやプランが合っているかを読みます。名前が似た別製品の数字が混ざると、単位だけそろえても正しい比較にはなりません。
価格と販売条件は、公式ページの情報を優先してください。 各行に出典URLを付けてください。 資料の日付が分かる場合は、その日付も残してください。 旧モデル、別プラン、海外向けの条件を混ぜないでください。 根拠がない数値や口コミは追加しないでください。
調べる作業ができない環境なら、手元にある資料の整理だけを頼みます。依頼文に「最新」と書いたことだけで、新しい情報がそろったと思わないようにします。公開するブログでは、掲載前に根拠のページまで読むことが必要です。
比較表から結論を出すときは、優先順位を渡す

表ができたら、どの条件を重視するかを伝えます。「総合的におすすめ」ではなく、絶対に必要なものと、できればほしいものを分けましょう。
この表を使って候補を絞ってください。 必須:予算内であること、家の置き場所に収まること。 優先:持ち運びやすさ。 あれば嬉しい:色の選択肢。 資料に記載がない必須項目は、満たしていると扱わないでください。 結論と、その結論が変わる条件を二つずつ示してください。
例えば小ささを最優先するなら、機能の多さだけで大きい商品を選ばないようにします。逆に持ち運ばない人なら、重さを理由に必要な機能を外す意味は小さくなります。表は同じでも、使う人の条件で選ぶものは変わります。
情報が足りない必須項目があれば、その場で決めず、調べる質問を作る方法もあります。「本体だけの重さは何gか」「設置時に必要な余白はあるか」など、比較表の空欄から質問へつなげます。
ブログで使うなら、表と本文の説明を合わせる
ブログに比較表を載せる場合は、表だけで結論を済ませないようにします。どんな人に合う条件なのかを、すぐ下の本文で短く説明すると、数字の意味を読み取りやすくなります。
例えば年払いと月払いを比べた表なら、「一年使う場合の料金比較です。短期利用や途中解約の条件は別に見てください」と添えます。数値に条件があるなら、離れた注釈へ追いやらず、その行か直後に置きます。
横に長すぎる表は、スマートフォンでは読みにくくなります。まず重要な四項目ほどに絞った表を作り、詳しい仕様は別の表に分ける方法もあります。比較項目を減らすときは、都合の悪い条件まで削らないようにします。
表の内容を本文へ移す際も、情報のない部分を説明文で埋めないことが大事です。「表では記載なしなのに、本文では対応していることになっている」といった食い違いを、最後に見比べます。
公開前は、四つだけでも見直す
- 比べているモデル・プランが合っているか。
- 単位、税、期間、付属品の条件がそろっているか。
- 情報がないことを、非対応や対応ありに変えていないか。
- おすすめの理由が、自分の優先条件と一致しているか。
ChatGPTの比較表は、項目を整理する出発点として使えます。表が整っているから正しいと決めず、条件と根拠まで見てから選ぶ。比較を頼む前に「何を決めたいか」を一文にするところから始めてみてください。
表の説明文を添削してもらう場合は、自分の言い回しを残す添削の頼み方もどうぞ。比較内容を変える作業と、文章を読みやすくする作業は分けて進めると扱いやすくなります。


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