ChatGPTにメールを貼る前に個人情報を伏せるには?返信を頼む3つの例

メール返信の依頼:送信前に情報を外し、要件を渡し、返信案の日付と約束を点検 AI

閲覧ありがとうございます。「とも」です。

メールの返信をChatGPTに考えてもらいたい。でも、相手の名前や電話番号、住所まで入ったメールを、そのまま貼ってよいのか迷うことがあります。

文章を整えてもらうだけなら、本名や連絡先が必要ない場面も多いです。まず自分の端末上で不要な情報を外し、返信に必要な要件だけを渡すと、頼みたいことも整理できます。

今回は、日程の調整、問い合わせへの返答、ブログの読者への返信を例に、個人情報を伏せて依頼する方法をまとめます。以下の人物名や連絡内容は、説明用の架空例です。

メール返信の依頼:送信前に情報を外し、要件を渡し、返信案の日付と約束を点検

「個人情報を消して」とAIに頼む前に、元のメールを外す

最初に気をつけたいのは順番です。名前や住所が入ったメールを貼り付けてから「個人情報を消して」と頼むと、元の情報をすでに送信したことになります。

伏せたい内容は、送信する前に端末のメモや編集画面で外しましょう。AIに渡すのは、その後の文章です。返信を整えることと、元のメールを全部読ませることは同じではありません。

本記事でいう「伏せる」は、返信文を作るために入力内容を減らす工夫です。法的な意味での匿名加工情報を作ったり、再特定が不可能になることを保証したりするものではありません。

残すのは、相手との関係と返信の目的

元の情報 依頼時の書き方
相手の本名 取引先担当者A、読者Aなど
自分の本名・署名 差出人B、署名は後から追加
電話番号・メールアドレス 削除。必要なら「連絡先は署名に記載」とする
住所・注文番号 削除。説明に必要なら「発送先」「注文A」と置き換える
返信の要件 希望日時、回答内容、約束できる範囲を残す

例えば、日程調整なら相手の住所は不要です。必要なのは、候補日、都合がつかない日、何を返事するか。文章の丁寧さを決めるためには、初めての相手なのか、普段やり取りしている相手なのかを伝えます。

名前をAに置き換えても、会社名、部署、詳しい出来事が残っていれば、誰のことか推測できる場合があります。名前だけ外して終わりにせず、固有の情報も見直します。

例1:日程調整の返信を頼む

相手のメール全文ではなく、次のように要件を並べます。

取引先担当者Aへの日程調整メールを作ってください。
普段からやり取りしている相手です。
相手の希望:候補日1または候補日2の午後。
こちらの回答:候補日1は難しい。候補日2の15時なら対応できる。
打ち合わせはオンライン、30分の予定です。
丁寧ですが、かしこまりすぎない文面にしてください。
会社名・本名・連絡先は入れず、署名は「差出人B」にしてください。
こちらが伝えていない条件は追加しないでください。

できあがった文章の候補日1・候補日2を、送信前に実際の日付へ戻します。このとき、曜日や時刻まで合っているかを見ます。

置き換えをたくさん使うと、元に戻す作業で取り違えることがあります。対応関係は自分の端末上で管理し、AIへ渡す文章には必要なものだけ残すと扱いやすいです。

例2:問い合わせへの返信では、約束を勝手に増やさない

問い合わせへの返信は、丁寧な言葉よりも、回答できる範囲を先に決めます。AIが自然な文章に整える途中で、「本日中に対応します」「必ず交換します」など、伝えていない約束を足していないかに注意してください。

問い合わせをくれた利用者Aへの返信案を作ってください。
要件:申込内容の変更ができるか知りたい。
回答できること:変更の可否を担当者へ確認する。
今は約束できないこと:変更の確約、返答期限、料金の免除。
申込番号や個人情報は入れないでください。
まず問い合わせへのお礼を伝え、確認後に連絡することを書いてください。
回答案は150~200字程度にしてください。

元のメールを全部貼らなくても、相手が聞きたいことと、自分が答えられることを分ければ、返信の骨組みは作れます。

返信前の点検:仮名と日付、約束の範囲、事実や経験の追加

例3:ブログの読者への返信を短く整える

ブログに質問が届いたときも、読者の表示名やメールアドレスを渡す必要はありません。質問の要点と、記事に追記できるかどうかを伝えます。

ブログの読者Aへの返信を作ってください。
質問:記事の説明が分かりにくいので、具体例を追加してほしい。
返事に入れること:読んでくれたお礼。分かりにくかった箇所を見直す。
入れないこと:更新日の約束、相手のメールアドレス、架空の体験談。
親しみのある言葉で、3文以内にしてください。

親しみやすくしたいからといって、相手との関係を勝手に近くしないようにします。「いつもありがとうございます」が事実か、「私も同じ経験があります」と書いてよいのか。最後に読むのは送信する本人です。

署名・引用文・添付ファイルにも情報が残る

本文だけを直しても、メールの末尾に署名が付いていたり、返信履歴に別の人の連絡先が残っていたりする場合があります。

  • 署名:会社名、部署、住所、直通番号。
  • 引用履歴:以前のメール本文、宛先、CC。
  • 画像:名前、通知、画面の別の部分にある連絡先。
  • ファイル:本文だけでなく、コメントや別のページにある情報。

添付ファイルを丸ごと渡さず、返信に必要な箇所だけを自分で要約する方法もあります。必要な部分を選べないほど内容が複雑なら、無理に個人用のAIへ入力せず、職場の担当者や利用ルールを先に確認しましょう。

黒い四角を重ねただけのファイルは、元の文字が残っていることがあります。見た目で隠したことと、情報を削除したことを同じに扱わないようにしてください。

データ設定の確認と、入力してよいかの判断は別

OpenAI公式の案内では、ChatGPTの設定の「データコントロール」からデータに関する設定を確認できます。サービスやアカウントの扱いを読むことは大事ですが、設定を見たことだけで、他人の情報を入力してよいと判断するわけではありません。

出典:OpenAI公式・ChatGPT Learnのデータに関する案内。ここでは設定確認の案内を参照しており、すべてのデータが保存されないと説明するものではありません。

仕事のメールなら、職場が認めたサービスと利用範囲を優先します。氏名を伏せても、契約条件や未公開の売上、秘密の資料が残っていれば、個人情報とは別の問題になります。

パスワード、認証コード、APIキーなどは、返信文を作るために渡す必要がありません。入力欄に残っていたら、送信前に外してください。

送る前に、AIの案を自分の返事へ戻す

返信案を受け取ったら、名前と日付を戻すだけで送信しないようにします。AIの案に、依頼した範囲を超える約束がないかを見てください。

  1. A・Bなどの仮名が残っていないか。
  2. 日付、曜日、時刻、注文番号を取り違えていないか。
  3. 自分が引き受けていない対応を約束していないか。
  4. 元の文面にない事実や経験を足していないか。
  5. 相手との関係に合う言葉になっているか。

署名や必要な連絡先は、最後に正しいものを自分で追加します。文章の修正を頼みすぎて自分の言い方がなくなる場合は、自分の言い回しを残して添削を頼む方法も参考にしてください。

まとめ:メール全文ではなく、返事に必要なことを渡す

AIに返信を考えてもらうときは、本名や連絡先を先に外し、相手との関係、質問の要点、回答できる範囲を伝えます。元のメールをそのまま渡さなくても、返信案は作れます。

情報を外すのは送信前、仮名や日付を戻すのは返信案を受け取ったあと。この順番を決めておくと、頼む作業も見直す作業も進めやすくなります。

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